離婚調停を有利に進めるコツ
夫婦同士の話し合いで解決せず、離婚が調停で解決しなくてはならない状態になってしまうと、それだけで気分が落ち込んでしまうものです。
もちろん、さんざん二人で話し合ったことが決裂している場合がほとんどなのですから、疲れ切っているかもしれません。あるいは反対に、「これですっきり片付く」という前向きな気持ちで向かう人もいると思います。
ただ、どちらの場合にしても言えることは、慣れない家庭裁判所に足を向けるだけでも緊張するということです。裁判所に行くこと自体、何か悪い事をしたような後ろめたい気持ちもありますよね。
ましてや、そのことを職場の上司や同僚に話さなくてはならないとか、家族に細かく説明しなくてはならないという事もストレスになることがあります。
離婚調停を有利に進めて、少しでも自分の思うような離婚をしたいのであれば、緊張を解くことは大前提になります。例えば入学試験や就職試験の面接を思い出すといいでしょう。離婚調停の場合も同様に、調停委員という面接者の心証がとても大きく結果に影響してきます。
調停委員と対面する時に、緊張しているということ自体は、悪い印象にはなりませんが、言いたいことがうまく言えなかったり、それどころか間違ったことを言ってしまったら大変なことになりますから、緊張は解いておいた方がいいわけです。
ただし、実際の調停そのものですが、申立人と相手方が同時に調停委員の前に出て話すことは原則としてありません。通常は、一人ずつ順番に調停委員の前で、自分の見解を話すことになります。
つまり、相手と顔を合わせないという安心感がある反面、相手がどんなことをどんな表情、口調で話しているかを掴むことができないことにもなります。
まずはリラックスして離婚調停にのぞめるように、しっかり事前勉強しておくべきですね。