離婚相談で多いと言われている最近の傾向
離婚相談を受ける中で多いと言われている最近の離婚傾向では、いわゆる「DV」です。
今までは、女性から男性へのDVというと、ほとんどが言葉の暴力で、実際の暴力は男性から女性へ・・でしたが、最近では、夫に手を上げる妻のケースが増えています。
しいて言えば、優しい男性が増えて、キツイ女性が増えた・・ということかもしれません。
優しい男と言っても頼りないというのではなく、本当に女性に対して優しい方はいます。どんなに妻が暴力を振るっても、決してやり返さない・・攻撃しない・・仕方がないから逃げるのです。
こういう行動になる背景は、「女性に暴力を振るってはいけない」という教育が身についてきた・・ということかもしれませんね。
それに対して女性の方はと言うと、男女平等意識が強く、男性に対しても失敗について道理を通さないと許せない潔癖な人が多くなっているのです。そして社会にもてはやされたり、能力以上に認められる機会が増えたせいか、自分は「できる」と思い込んでいる勘違い型の女性が増えている傾向もあります。
あるいは、家事が苦手で実家依存症のような女性もいます。結婚前に母親に頼り切っていて家事も何もせずに暮らし、そのまま結婚したところ、家事を「やれよ」などと言われただけで夫が許せなくなり、あっさりと出て行ってしまったりするわけです。
しかし、そのようにあっさり離婚に行動を移す傾向はあくまでも比較的若い年齢層だったり結婚したての夫婦です。これが、中年層になれば、子供の影響も大きいですし、仕事も考慮して離婚は我慢した方がいい・・という考えを持つ夫婦が多くなります。
それは一見大人の対応のように見えますが、実はそれに反比例して今度は「離婚しないで不倫」というまたやっかいなことが起こります。